9 26, 2006
『クサビ』と『クサビを打込む』

柄入れの方法でクサビを使わないものもありますが、多くの鍬の柄を仕込む際の最後の仕上げはクサビ打ちです。
このクサビ、打ち所を間違えると柄が割れたり、かえって強度を損ねることがあります。またクサビの外に出ている部分の残し方によっては作業性までも損ねてしまうことがあります。最後の要のクサビも使い方次第で逆の作用になってしまいまうのです。
そんなクサビを調べていたら、国語辞典で驚きの語彙に出くわしてしまいました。『クサビ』単独では、「二つのものを固くつなぎ合わせるもの。きずな。」の意味があるのですが『クサビを打込む』とすると「親しい間柄に邪魔を入れる。」と言った意味になってしまいます。
実の仕事で感じていることがそのまま言葉として使われているのです。すごく日本人的な感覚の現れた言葉だなぁと感じました。
仕事のパーツとしての『クサビ』も言葉としての『クサビ』も心構え次第で真反対の結果を作り出してしまうものと改めての認識を得た次第です。
投稿者 godos : 2006年09月26日 22:09
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