燕三条鍛冶の伝統を守り、手造りにこだわり続ける鍬・農具の専門メーカー

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一日一鍬ブログ:相田合同工場

「トンビ鍬」ふたたび…
2013/04/28  / カテゴリー:商品紹介  / 執筆者:サイト管理者





昨年の大型連休に縁あっておじゃました奈良県大和郡山市の里山。こちらの耕作放棄地を復元している若者たちと出会い、自らの仕事に新たな目標を得ることができました。

決して地元から出ずに仕事をしているわけでもなく、同業者の中では比較的出歩き、取り引き先やユーザー様から情報得ていたつもりでした。しかし、初めて里山を訪れそこで作業している若者の姿を見、ユーザーとしての話を聞いた時に衝撃が走ったのを今も忘れることができません。全国各地のさまざまな鍬を作り続けお届けしていたつもりが、本当に欲している人たちには届いていない。

「どこで買っていいかわからない」「何を買えばいいかわからない」「どう使っていいかわからない」さまざまな無い無い尽くしでした。「この人たちに自社の商品を使って貰いたい」、「この作業にはこの商品を使うべきだ」、私のやらなければならない仕事が彼らの言葉から透けて見えてきました。

本当に良いきっかけをいただけたと感謝しています。


画像提供/一般社団法人里山自然農法協会


最初の出会いからまもなく一年。彼らとの出会いから過去の遺物となりかけていた商品が復活の兆しを見せてきました。開墾に使う「トンビ鍬」。耕作放棄地に新たな出番を見出し始めています。

体制が整いました
2012/11/06  / カテゴリー:製品安全の取り組み  / 執筆者:サイト管理者



今日までに弊社の若手スタッフ3人にノートパソコンをそれぞれ持たせ、いよいよ社内トリセツ作りの体制が整いました。

それなりの出費になりましたがそれはそれ、会社の将来に対する投資として、また若手スタッフそれぞれのスキルアップが結果、彼らの将来のためになると信じています。

製品を作る職人がトリセツも作る体制の会社になっていきます。

次の段階はそのトリセツを活用し、使い方をレクチャーできる職人の育成を目指します。

鍬の修理問い合わせが急増中
2012/10/31  / カテゴリー:鍬修理  / 執筆者:サイト管理者



今日の三条は最高気温が14度あまりで、11月中旬くらいの気候だそうです。そんな肌寒い天候ですが、鍬の修理は熱気を帯びてきました。

先週末から問い合わせが相次いでいます。今日は先祖代々大切にされているお客様の鍬を修理させていただきました。
修理をしながら身の引き締る思いです。大事に大切に使われている鍬を見るたびに、私たち鍛冶の仕事の奥深さを実感します。

作られた頃の作り手と使い手のやりとりが聞こえてきそうです。道具には多くの会話が込められて、今に伝わっているのだと気づかされます。

来週は修理イベントで出張です。また多くの話題を、持ち込まれる鍬から聞かせてもらう季節がきました。

「鍬」はコミュニティの知恵と力であったと実感!
2012/10/07  / カテゴリー:鍬あれこれ  / 執筆者:サイト管理者





出張先で時間があると訪れる民族博物館。地域の伝統的な生活用品が展示されています。

その展示品の中でほぼ外さず、点数の多少はあるにしても「鍬」の展示は私の興味の対象になります。
それはただ地域で育まれた鍬の形状に惹かれるのでは無く、名称にその土地の様々な知恵や作業の労苦、立ちはだかる自然が反映されていることです。

鍬の姿と名称がその土地の有り様を見事に映している。つくづく日本人は、先人たちの知恵は凄いと感じられるのです。そして、あらためて自らの仕事の立ち位置を考えさせられるのでした。

今日出会った鍬も凄かった。ありがとうございました。

三条印刷さんの製品安全セミナーに参加
2011/06/17  / カテゴリー:製品安全の取り組み  / 執筆者:サイト管理者



昨晩、三条印刷さんが主催した製品安全セミナーに参加しました。

弊社の印刷物をお願いしている三条印刷さんが、新たな取り組みとして今春から自前で「製品安全セミナー」を開催されています。直接表示物を作られている印刷屋さんが、誤使用・誤購入を防止する観点から、私たち製造業や流通業に必要な表記のノウハウを提供しようという趣旨です。
昨年受賞した「製品安全対策優良企業表彰」にエントリーした際にも、各種の資料を作成いただいたり、現地調査の際にも立ち会っていただいたりと何かとお世話になりました。少しでも恩返しと昨日のセミナーではパネラーとして関わらせていただきました。
このセミナーは定期的に開催されるようですので、ブログをご覧の皆様で興味がある方はぜひご参加ください。

長柄かき寄せ四本爪
2011/03/15  / カテゴリー:商品紹介  / 執筆者:サイト管理者





そもそも、さつまいもの収穫後のつるや、斜面のつる性の雑草などをかき寄せるオーダーで作った商品。それが、冬の間に溜まってしまった、用水路や貯水池などのゴミや汚泥をかき寄せるのに便利だという声をいただきました。

「長柄かき寄せ四本爪」細く長い爪が特徴のこの商品、農作業の始まりにまだまだマイナーな道具ですがご紹介させていただきました。


18㎝刃巾 135cm柄 握りは丸

鍬の修理 【動画】
2011/03/03  / カテゴリー:鍬修理  / 執筆者:サイト管理者



鍬(クワ)の修理作業をご紹介。
作業者は弊社会長で「にいがた県央マイスター」の相田忠雄。鍬作り第一人者の技能をご­覧ください。

▼鍬の修理
(クリックすると動画が再生されます)


県央ドットコムで弊社の修理取り組みが紹介されました
2011/03/01  / カテゴリー:鍬修理  / 執筆者:サイト管理者



県央ドットコムで弊社の修理取り組みが紹介されました。詳しくはこちらからご覧ください。

県央ドットコム記事

タケノコ鍬の季節
2011/02/02  / カテゴリー:商品紹介  / 執筆者:サイト管理者



記録的な大雪も一段落したかのように、今日は朝から久しぶりに太陽が顔を覗かせています。日が差すと温かいのはそこまで春が来ているかのようです。
そんな日差しに誘われてか「タケノコ鍬」の注文や問合せが増えてきました。今年は昨年を越える受注があればと期待しています。弊社の若い職人もPRに写真を撮ったり、ブログを更新したりとあわただしい動きになっています。
今年の春も「タケノコ、タケノコ!」と三条まつりの頃まで続いていくのかな。


千成ブランド
2010/12/28  / カテゴリー:製品安全の取り組み  / 執筆者:サイト管理者





2011年に向けて新たな製品安全の取り組みの準備をすすめています。その中の一つが「ブランドの統合」です。
ブランドを統合する理由は、販売後の追跡可能性(トレーサビリティ)を向上させるためです。現状、ノーブランド商品や取引先ブランド(OEM)の商品を含め、修理問合せや注意喚起情報などは複雑な経路でお伝えせざるを得ない現状があります。ブランドを統合することにより弊社商品の特定を向上させる狙いがあります。

来年も全国各地で展開予定の「鍬(くわ)修理相談会」の効果を上げていくためにも、注力して取り組んでいかなければならない課題の一つです。

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