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「鍬の選び方・使い方ワークショップ」 in 有限会社永井のくわ
2014/06/21  / 開催レポート



2014年6月21日(土)に福島県田村市の(有)永井のくわ様にて「鍬の選び方・使い方」ワークショップ開催しました。

開催レポート

テーマ
家庭菜園ツールマイスター講座 「鍬の選び方・使い方ワークショップ」
日時
平成26年6月21日(土)10:00~12:00
会場
有限会社永井のくわ 福島県田村市
参加者
永井のくわ様スタッフ4名、当社スタッフ7名(一般参加者なし)

福島県の名匠「永井のくわ」さんと弊社スタッフの交流会を兼ねたワークショップが開催されました。今回もワークショップの告知には「匠のぬくもり本舗」様のご協力をいただきました。福島県初開催ということもあり、残念ながら一般の参加者はありませんでした。

「永井のくわ」さんの鍬の最大の特徴は鋼を浸炭法で作ることです。この製法で作る鋼の特徴は原型に近いまま万遍なくすり減ること。写真の左が浸炭法、右が鋼付、刃先の磨滅の仕方が違うのがわかりますでしょうか。弊社の鋼付けとは特徴が異なります。(右写真参照)
座学ではこのような永井のくわの特徴を説明いただきました。我々も同業でありながらあまりにも違う鍬の設計思想に触れて、日本の鍬の文化の奥深さと作る職人のものづくりへの意欲をあらためて感じたのでした。

2014.06.21ワークショップの様子1
2014.06.21ワークショップの様子2

その後、永井さんの畑に出て永井のくわの使い分け体験です。あたりまえですが、土起こしの唐鍬も、土を砕く備中も、寄せて畝を上げる平鍬も、弊社の提案する商品とは似て非なるもの。見事に福島県田村市の土壌にぴったり合った鍬たちでした。中でも、平鍬の使用方法は驚きそのものでした。レクチャーを受けて使用してみたら、なるほどの使用感、理屈に合っている。日本の職人の凄さを実感させられました。

一通りの作業終了の後、鍬のメンテナンスの説明を受けてワークショップを終了しました。一般の参加者がなかった分、お互いの職人の交流会・勉強会の色の濃い開催内容となりました。

2014.06.21ワークショップの様子3

スタッフの声

今回は福島県田村市の「永井のくわ」さんにて、「鍬の正しい使い方・選び方」講座を行いました。今回は講座を受ける側でしたので、その感想を書かせていただきます。
このワークショップは「永井のくわ」さんとの共同で開催したワークショップで、地域による使い方の微妙な違いなどの発見があり勉強会のようなものになりました。
そのときに驚いた鍬が「角度がものすごいある鍬」です。当社の大正鍬タイプ鍬ですが、使い方が大きく違い、私達が考える「引きずって使う」という使い方とは違い、福島県の地域では「横から振って使う」という使い方をしています。地域が変われば使い方が違うというのを実体験した瞬間でした。
話を聞いてお互いに考え出された結論として、植える作物に適した畝の幅や高さの関係上、鍬の形は似ていても使い方が違うというものが考えられ、今回のワークショップでは、鍬の使い方の思い込みを考え直す良いきっかけになりました。

今回の気づきと製品の改良・改善点

設計思想の違いはメーカーや商品の特徴を決定的にする。
使用方法を伝える困難さを実感した。

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