2014年8月22日(金)に三条市の旧下田地区中浦農場にて「鍬の選び方・使い方」ワークショップ開催しました。当日は現地まで足をお運びいただきまして誠にありがとうございました。
例年になく非常に不安定な天候が続くなか、東京から駒澤大学姉歯ゼミの学生さんたちが弊社のワークショップに大勢で参加していただきました。前日に工場見学をしていただき、当日は弊社の鍬ギャラリーにて選び方・使い方の座学を実施しました。
弊社の営業日でもあるため、ワークショップに対応できる社員スタッフにも制限があり、20名弱を3名で対応するハードワークとなりました。
弊社の畑では手狭なので、NPO法人三条よろぶちの会のご協力をいただき、中浦農場をお借りしてのフィールドワークとなりました。
農場に移動しますと天候は回復し久しぶりの青空でしたが、前日までの雨で農場のコンディションは今一つでした。作業内容を説明し学生の皆さんから体験していただきましたが、猛烈な日差しと気温で思ったように指導できず休み休みのフィールドワークとなりました。多勢に無勢の体験指導となりましたが、若い人たちは呑み込みが良いようでフィールドワークの後半には畝づくりも順調に進み、大根やニンニク、ラッキョウなどの植え付けが予定通りできました。
一通りの作業の後、脇を流れる用水路で鍬のメンテナンスの講習を行い、暑いさなかの「鍬の選び方・使い方ワークショップ」を無事全行程終了することができました。
今回の「鍬の正しい選び方・使い方」講座は駒沢大学の姉歯ゼミの学生が参加されました。参加者の学生は、今まで鍬を使ったことがない、日本昔話などのアニメでしかみたことがない方ばかりでしたが、ワークショップの後半には鍬の使い方が上達し、あっという間に畝をつくり、大根・らっきょう・ニンニクの種を植えることができました。育った作物は後日公開します。
今回のワークショップでご使用いただいた道具は下記となります。
※製品をクリックすると、ネットショップ(匠のぬくもり本舗)へ移動します。
今回の作業で一番注目を浴びた道具は「とんび鍬」です。
刃の形状が丸く厚みのある「とんび鍬」は初心者の人が鍬を打ち込むときに多少ぶれてもしっかり地面に刺さることに驚いていました。
参加者から出た疑問点
Q:鍬の刃先はどのくらい土壌に打ち込めば良いのか?
A:刃先を土壌に打ち込んだ際のモーメントで、そのまま引抜けるくらいの刃先の深さにしてください。